医薬経済オンライン

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慶應の「集金力」支える製薬企業

新病棟建設で寄付金100億円も

2018年3月15日号

「三四会が牽引役となり新病院棟を実現!」 5年前の13年1月、慶應義塾大学の「医学部新聞」の一面に、そのような見出しが躍った。「三四会」とは慶應大の同窓会のひとつ。卒業生を束ねる「三田会」の三に、大学病院がある東京・四谷の四を合わせて三四会。つまり医学部の同窓会を指す。国内に約800ある同大同窓会でも会員数9000人を超える巨大組織だ。 慶應大医学部は17年に設立100周年を迎えた。その記念事業の目玉として計画したのが、新病院棟の建設。地上11階、地下2階建て、「世界に冠たる総合医学府の構築」をコンセプトに掲げる最新鋭の病棟で、18年5月にオープンする。総工費300億円を超える大型プロジェクトは、学校側が200億円を負担する。しかし、残る100億円は医学部や三四会が独自に確保する必要がある。「慶應はカネ集めのうまい大学」と呼ばれる。しかし、いく... 「三四会が牽引役となり新病院棟を実現!」 5年前の13年1月、慶應義塾大学の「医学部新聞」の一面に、そのような見出しが躍った。「三四会」とは慶應大の同窓会のひとつ。卒業生を束ねる「三田会」の三に、大学病院がある東京・四谷の四を合わせて三四会。つまり医学部の同窓会を指す。国内に約800ある同大同窓会でも会員数9000人を超える巨大組織だ。 慶應大医学部は17年に設立100周年を迎えた。その記念事業の目玉として計画したのが、新病院棟の建設。地上11階、地下2階建て、「世界に冠たる総合医学府の構築」をコンセプトに掲げる最新鋭の病棟で、18年5月にオープンする。総工費300億円を超える大型プロジェクトは、学校側が200億円を負担する。しかし、残る100億円は医学部や三四会が独自に確保する必要がある。「慶應はカネ集めのうまい大学」と呼ばれる。しかし、いくら慶

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