次に大輪を咲かす企業はどこか
バイオベンチャーの17年12月期決算から考える
2018年3月15日号
第2次政権以降、在任期間が5年を超えた安倍晋三首相。在任期間中に創設されたのが、経済産業省主導の「日本ベンチャー大賞」である。第4回目の今年、内閣総理大臣賞(大賞)に輝いたのはフリーマーケットアプリを開発したメルカリだ。今年はバイオベンチャーの受賞はなかったが、実は第2回の大賞はペプチドリームだった。同社は言うまでもなく、日本を代表するベンチャーとなった。次に続くベンチャー企業はどこだろうか。 さて、3月1日号に引き続き、バイオベンチャーの17年12月期業績を見ていくことにする。 カルナバイオサイエンスは、キナーゼ阻害薬の研究開発と創薬研究で使用するタンパク質の販売やアッセイ系の販売、化合物プロファイリングスクリーニングの受託研究などを行う創薬支援事業を中心に展開している企業である。 17年12月期の主なトピックスを挙げると、1月に共同研究契...
第2次政権以降、在任期間が5年を超えた安倍晋三首相。在任期間中に創設されたのが、経済産業省主導の「日本ベンチャー大賞」である。第4回目の今年、内閣総理大臣賞(大賞)に輝いたのはフリーマーケットアプリを開発したメルカリだ。今年はバイオベンチャーの受賞はなかったが、実は第2回の大賞はペプチドリームだった。同社は言うまでもなく、日本を代表するベンチャーとなった。次に続くベンチャー企業はどこだろうか。 さて、3月1日号に引き続き、バイオベンチャーの17年12月期業績を見ていくことにする。 カルナバイオサイエンスは、キナーゼ阻害薬の研究開発と創薬研究で使用するタンパク質の販売やアッセイ系の販売、化合物プロファイリングスクリーニングの受託研究などを行う創薬支援事業を中心に展開している企業である。 17年12月期の主なトピックスを挙げると、1月に共同研究契約を
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