医薬経済オンライン

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注目新薬と市場展望

非小細胞肺がんのシェア争いにTMBが加わる

第20回

UBS証券株式会社 調査本部アナリスト 関 篤史

2018年3月15日号

 1月下旬、ブリストル・マイヤーズスクイブのオプション価格(株式を事前に定められた金額で売り買いする権利)が動いているという情報が株式市場で話題になった。オプション価格は理論的に株式の変動率を一因として決まり得るため、オプション価格が上昇しているということは、BMSの株価が変動する可能性に賭けている投資家がいるということを示唆する。 皆が注目している「オプジーボ」の非小細胞肺がん1次治療の第Ⅲ相試験「CheckMate227」の結果が間もなく得られるのではないか。そんな期待(と不安)が我われの脳裏に浮かんだ。BMSが通期決算発表を行う曜日と電話会議開催時刻が通例と異なることも、投資家の想像を掻き立てることになった。 2月5日21時(日本時間)、大方の予想どおり227試験の結果が公表されたが、期待とは裏腹に、それは混乱を呼ぶものであった。BM...  1月下旬、ブリストル・マイヤーズスクイブのオプション価格(株式を事前に定められた金額で売り買いする権利)が動いているという情報が株式市場で話題になった。オプション価格は理論的に株式の変動率を一因として決まり得るため、オプション価格が上昇しているということは、BMSの株価が変動する可能性に賭けている投資家がいるということを示唆する。 皆が注目している「オプジーボ」の非小細胞肺がん1次治療の第Ⅲ相試験「CheckMate227」の結果が間もなく得られるのではないか。そんな期待(と不安)が我われの脳裏に浮かんだ。BMSが通期決算発表を行う曜日と電話会議開催時刻が通例と異なることも、投資家の想像を掻き立てることになった。 2月5日21時(日本時間)、大方の予想どおり227試験の結果が公表されたが、期待とは裏腹に、それは混乱を呼ぶものであった。BMS

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