10年間も創出加算対象の「意義」
国内「中堅」が健闘、禁煙補助も対象に
2018年4月1日号
18年度薬価改定が実施された。新薬創出・適応外薬解消等促進加算の対象となった品目は83社314分560品目。これは3月5日告示時点のもので、その9日後に塩野義製薬の「ゾフルーザ」が加わり、合わせて562品目となった。本誌でも何度も報じているように、薬剤費抑制のもと新薬創出加算の対象品を思い切り絞り込んだうえ、各種の再算定によって通常なら対象となった品目も除外した。しかも、改定前薬価を維持できる品目は「約6割」にとどまるなど、「何のための加算なのか」(外資系企業幹部)の声を筆頭に、厚生労働省などへの怨嗟の声がやまない。さて、本誌では、そんな妨害にもめげずに新薬創出加算を受けた品目がどのようなものがあるのか調べたなかで、最も逞しい対象品を見つけた。それは、安倍晋三首相が最も嫌う民主党政権時代に立ち上がった新薬創出加算の仕組みの恩恵を受け続けてい...
18年度薬価改定が実施された。新薬創出・適応外薬解消等促進加算の対象となった品目は83社314分560品目。これは3月5日告示時点のもので、その9日後に塩野義製薬の「ゾフルーザ」が加わり、合わせて562品目となった。本誌でも何度も報じているように、薬剤費抑制のもと新薬創出加算の対象品を思い切り絞り込んだうえ、各種の再算定によって通常なら対象となった品目も除外した。しかも、改定前薬価を維持できる品目は「約6割」にとどまるなど、「何のための加算なのか」(外資系企業幹部)の声を筆頭に、厚生労働省などへの怨嗟の声がやまない。さて、本誌では、そんな妨害にもめげずに新薬創出加算を受けた品目がどのようなものがあるのか調べたなかで、最も逞しい対象品を見つけた。それは、安倍晋三首相が最も嫌う民主党政権時代に立ち上がった新薬創出加算の仕組みの恩恵を受け続けている医
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