看護学者から見た個別化医療とグローバリズム
VRで取り戻すプロ意識
第9回
大阪大学大学院医学系研究科/公益財団法人浅香山病院 山川みやえ
2018年4月1日号
散々延ばしてやっと17年11月でのVR(virtual reality)を使った認知症の看護教育教材を試した話ができる。これ以上延ばすと本当に怒られる。本誌18年2月1日号の「VRプロジェクト前夜」では、VRのコンテンツ制作会社で下河原忠道社長率いるシルバーウッドとの出会い、そして瞬く間にできた京都大学医学部附属病院の内藤知佐子さんと古谷和紀さん擁するプロジェクトチームができるまでの〝奇跡の軌跡〟を書いた。こういう場合は絶対にうまくいく。プロジェクトメンバーで最初に検討したことは、テーマを何にしようということだった。結果として急性期病院でのケアの「あるある」をコンテンツにしたのだが、VRのコンテンツを考えるとき、平凡な日常ではっとさせられるものであることが重要だ。日常的でない超特殊例をコンテンツにすることも悪くはないが、エンターテイメント性が強く出る。エンタ...
散々延ばしてやっと17年11月でのVR(virtual reality)を使った認知症の看護教育教材を試した話ができる。これ以上延ばすと本当に怒られる。本誌18年2月1日号の「VRプロジェクト前夜」では、VRのコンテンツ制作会社で下河原忠道社長率いるシルバーウッドとの出会い、そして瞬く間にできた京都大学医学部附属病院の内藤知佐子さんと古谷和紀さん擁するプロジェクトチームができるまでの〝奇跡の軌跡〟を書いた。こういう場合は絶対にうまくいく。プロジェクトメンバーで最初に検討したことは、テーマを何にしようということだった。結果として急性期病院でのケアの「あるある」をコンテンツにしたのだが、VRのコンテンツを考えるとき、平凡な日常ではっとさせられるものであることが重要だ。日常的でない超特殊例をコンテンツにすることも悪くはないが、エンターテイメント性が強く出る。エンター
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録