interview
元・医療経済研究機構主任研究員 奥村泰之
2018年4月1日号
NDB研究推進には研究者間の共有を 全レセプトの90%以上、約129億件の情報を格納する「レセプト情報・特定健診等情報データベース」(NDB)。製薬業界では、処方数上位の薬剤を薬効分類別に集計し、一般公開した「NDBオープンデータ」が注目を集めた。 一方で、研究者向けにNDBデータを提供する「第三者提供」も実施されている。精神神経領域を専門に疫学研究を行う奥村泰之氏は、NDBの開始当初からデータ提供を受け、抗精神病薬の処方実態などを調査した論文を発表してきた。NDBの学術利用について、実際の経験から見えてきた課題を聞いた。──NDBデータを使った研究をされていますが、学術利用するうえでのNDBの利点は。奥村 NDBと民間のデータとの違いは悉皆性だ。疫学研究に使うデータベースには、例えば民間企業である「日本医療データセンター」のデータベースが...
NDB研究推進には研究者間の共有を 全レセプトの90%以上、約129億件の情報を格納する「レセプト情報・特定健診等情報データベース」(NDB)。製薬業界では、処方数上位の薬剤を薬効分類別に集計し、一般公開した「NDBオープンデータ」が注目を集めた。 一方で、研究者向けにNDBデータを提供する「第三者提供」も実施されている。精神神経領域を専門に疫学研究を行う奥村泰之氏は、NDBの開始当初からデータ提供を受け、抗精神病薬の処方実態などを調査した論文を発表してきた。NDBの学術利用について、実際の経験から見えてきた課題を聞いた。──NDBデータを使った研究をされていますが、学術利用するうえでのNDBの利点は。奥村 NDBと民間のデータとの違いは悉皆性だ。疫学研究に使うデータベースには、例えば民間企業である「日本医療データセンター」のデータベースがある
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