新薬「予算統制」が広げる波紋
与党から出た医療費の〝伸び率管理〟案
2018年4月15日号
「これは、ただ事ではないな」 自民党の「財政構造のあり方検討小委員会」(小委員長=小渕優子元経済産業相)が中間報告をまとめた。3月29日、親会議にあたる「財政再建に関する特命委員会」(委員長=岸田文雄政調会長)に提出した。本誌の姉妹紙「RISFAX」で、その中身を知った日本製薬団体連合会の幹部は、色めき立った。 18年度の薬価制度抜本改革に基づく新薬価に切り替わるのが4月1日。その直前のタイミングだ。「もう次のボールが飛んでくるのか」と嘆く声が製薬業界から漏れ聞こえるのも無理はない。 具体的には、報告書に次のように書き込まれた。「すべての新規医薬品を自動的に保険適用する仕組みを見直す(新規医薬品の収載を予算統制する仕組み(毎年度財源枠を予め定めるペイ・アズ・ユー・ゴー)の導入)」(原文そのまま) かつてない大きな制度影響を受け、バランスを崩...
「これは、ただ事ではないな」 自民党の「財政構造のあり方検討小委員会」(小委員長=小渕優子元経済産業相)が中間報告をまとめた。3月29日、親会議にあたる「財政再建に関する特命委員会」(委員長=岸田文雄政調会長)に提出した。本誌の姉妹紙「RISFAX」で、その中身を知った日本製薬団体連合会の幹部は、色めき立った。 18年度の薬価制度抜本改革に基づく新薬価に切り替わるのが4月1日。その直前のタイミングだ。「もう次のボールが飛んでくるのか」と嘆く声が製薬業界から漏れ聞こえるのも無理はない。 具体的には、報告書に次のように書き込まれた。「すべての新規医薬品を自動的に保険適用する仕組みを見直す(新規医薬品の収載を予算統制する仕組み(毎年度財源枠を予め定めるペイ・アズ・ユー・ゴー)の導入)」(原文そのまま) かつてない大きな制度影響を受け、バランスを崩す製
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