「薬価差圧縮」失敗なら卸再編に突入
GL施行で「背水の陣」の価格交渉
2018年4月15日号
医薬品卸は、背水の陣で18年度の価格交渉に臨んでいる。 17年度を振り返ってみると、医療用医薬品市場は、かろうじてプラスで着地。薬価改定を受け3.8%縮小した(クレコンリサーチ&コンサルティング調べ)16年度市場が比較対象でもこの有り様で、「卸事業はこのままでは立ち行かなくなるのではないか」(大手卸関係者)との弱音が出てくるのは、当然だ。 極めつけは、制度的なプレッシャーを受けて市場が縮小傾向にあるなか、薬価差(平均乖離率)を▲8.8%から「▲9.1%」に0.3ポイント拡大させてしまったことだ。「▲9.1%」の薬価差は、薬価改定に「調整幅」方式が採用されて以降ワースト。後発品が急速に浸透しているとはいえ、結果として、18年度薬価改定では、市場実勢価改定分を含め「▲7500億円」の大ダメージを負った。 今後も新薬創出・適応外薬解消等促進加算の絞り込みや毎年...
医薬品卸は、背水の陣で18年度の価格交渉に臨んでいる。 17年度を振り返ってみると、医療用医薬品市場は、かろうじてプラスで着地。薬価改定を受け3.8%縮小した(クレコンリサーチ&コンサルティング調べ)16年度市場が比較対象でもこの有り様で、「卸事業はこのままでは立ち行かなくなるのではないか」(大手卸関係者)との弱音が出てくるのは、当然だ。 極めつけは、制度的なプレッシャーを受けて市場が縮小傾向にあるなか、薬価差(平均乖離率)を▲8.8%から「▲9.1%」に0.3ポイント拡大させてしまったことだ。「▲9.1%」の薬価差は、薬価改定に「調整幅」方式が採用されて以降ワースト。後発品が急速に浸透しているとはいえ、結果として、18年度薬価改定では、市場実勢価改定分を含め「▲7500億円」の大ダメージを負った。 今後も新薬創出・適応外薬解消等促進加算の絞り込みや毎年改
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