商魂逞しき「人生100年」ビジネス
投資信託から生活支援、教育まで乱れ咲き
2018年4月15日号
織田信長が「人間五十年下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり……」と幸若舞の『敦盛』を舞ったと伝えられているのはすでに有名。その儚い人生は、これから100年時代になるのだそうだ。 内閣府の「人生100年時代構想会議」が中間報告を発表した。構想会議はロンドンビジネススクールのリンダ・グラットン教授の著書『ライフシフト100年時代の人生戦略』(東洋経済新報社刊)に描かれた長寿社会の生き方をもとにしたものだ。働き方改革の総仕上げとも伝えられる人生100年時代構想会議は安倍晋三首相を議長に有力閣僚と有識者に加えて著者のグラットン教授を迎え、鳴り物入りでスタートし、中間報告をまとめたが、森友学園問題の陰で目立たなかった。代わって飛びついたのが民間企業だ。アマゾンがグラットン教授の本を筆頭に人生100年時代に関連する本を紹介すれば、証券会社や生命保険...
織田信長が「人間五十年下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり……」と幸若舞の『敦盛』を舞ったと伝えられているのはすでに有名。その儚い人生は、これから100年時代になるのだそうだ。 内閣府の「人生100年時代構想会議」が中間報告を発表した。構想会議はロンドンビジネススクールのリンダ・グラットン教授の著書『ライフシフト100年時代の人生戦略』(東洋経済新報社刊)に描かれた長寿社会の生き方をもとにしたものだ。働き方改革の総仕上げとも伝えられる人生100年時代構想会議は安倍晋三首相を議長に有力閣僚と有識者に加えて著者のグラットン教授を迎え、鳴り物入りでスタートし、中間報告をまとめたが、森友学園問題の陰で目立たなかった。代わって飛びついたのが民間企業だ。アマゾンがグラットン教授の本を筆頭に人生100年時代に関連する本を紹介すれば、証券会社や生命保険会社
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