経済記事の読み方
勢力図に影響するSOMPOの介護事業
第3回 寡占化が進んだ損保業界の現在
2018年4月15日号
業界3位の大手だが、「3メガ損保」で見れば後塵を拝している。傘下の中核損保は合併したが、融和に課題を残している。逸早く介護事業に参入するなど、損保村では何かと話題に事欠かない会社である。まずはその生い立ちから。 4大メガバンクグループが出揃った02年、損保ジャパンが発足した。みずほフィナンシャルグループ(FG)と平仄を合わせるように、富士銀行系の安田火災と第一勧業銀行系の日産火災が合併。その後、01年の米同時テロによる保険金支払いで債務超過に陥った中堅損保の大成火災海上を吸収した。 一方、財閥系4社(東京海上・安田火災・住友海上・大正海上)を含めた5大損保の一角である名門日本火災は01年、業界再編の波に飲み込まれ、関西に強い地盤があり同じ三和銀行系の興亜火災との合併を選択して、日本興亜損保が誕生した。 再編第2ラウンドは09年。業界5位の日本...
業界3位の大手だが、「3メガ損保」で見れば後塵を拝している。傘下の中核損保は合併したが、融和に課題を残している。逸早く介護事業に参入するなど、損保村では何かと話題に事欠かない会社である。まずはその生い立ちから。 4大メガバンクグループが出揃った02年、損保ジャパンが発足した。みずほフィナンシャルグループ(FG)と平仄を合わせるように、富士銀行系の安田火災と第一勧業銀行系の日産火災が合併。その後、01年の米同時テロによる保険金支払いで債務超過に陥った中堅損保の大成火災海上を吸収した。 一方、財閥系4社(東京海上・安田火災・住友海上・大正海上)を含めた5大損保の一角である名門日本火災は01年、業界再編の波に飲み込まれ、関西に強い地盤があり同じ三和銀行系の興亜火災との合併を選択して、日本興亜損保が誕生した。 再編第2ラウンドは09年。業界5位の日本興亜
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