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Pharmacoeconomics ━療法の価値━

イエスカルタ-非ホジキン性リンパ腫療法はQALYあたり37.3万ドル

第2回 黎明期の遺伝子・細胞療法の経済的評価(①❷③④)

2018年4月15日号

▽CAR-T療法イエスカルタは予後の悪い成人B細胞非ホジキン性リンパ腫のキュア療法である▽1回の療法価格は37.3万ドル、化学療法比較の増分費用対効果比はQALYあたり13.6万ドル▽ぎりぎり費用効果的な位置付けを得たが、患者数が多く予算影響が重要な意味を持つ最初の例になる キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T=Chimeric antigen receptor T-cell)療法の「イエスカルタ」(アキシカブタジーン・シロリューセル)は、患者の白血球細胞を取り出して工場で遺伝子組み換え「生きた医薬品」に変えて血流に戻し、腫瘍細胞に攻撃をかけさせる。2017年10月、2つ以上の療法に失敗・再発した成人大細胞型B細胞リンパ腫の適応で承認された。承認前、開発したカイト・ファーマをギリアド・サイエンシズが買収している。 非ホジキン性リンパ腫療法は進歩が著しいが、2次、3次療法や幹細胞移植に失敗、再発すると予後... ▽CAR-T療法イエスカルタは予後の悪い成人B細胞非ホジキン性リンパ腫のキュア療法である▽1回の療法価格は37.3万ドル、化学療法比較の増分費用対効果比はQALYあたり13.6万ドル▽ぎりぎり費用効果的な位置付けを得たが、患者数が多く予算影響が重要な意味を持つ最初の例になる キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T=Chimeric antigen receptor T-cell)療法の「イエスカルタ」(アキシカブタジーン・シロリューセル)は、患者の白血球細胞を取り出して工場で遺伝子組み換え「生きた医薬品」に変えて血流に戻し、腫瘍細胞に攻撃をかけさせる。2017年10月、2つ以上の療法に失敗・再発した成人大細胞型B細胞リンパ腫の適応で承認された。承認前、開発したカイト・ファーマをギリアド・サイエンシズが買収している。 非ホジキン性リンパ腫療法は進歩が著しいが、2次、3次療法や幹細胞移植に失敗、再発すると予後は悪

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