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一筆入魂

沖縄の海で初めて散骨を経験して

しきたりに囚われない新たな葬送への道標

ノンフィクション作家 辰濃哲郎

2018年5月1日号

 4月16日、親父の生前の意思を尊重して、沖縄の海に散骨をしてきた。 「散骨」や「粉骨」という言葉を聞いて、すぐにイメージが浮かぶ人は、それほど多くはあるまい。 私も、かつて同じだった。 5年ほど前、まだ元気だった親父に、遺骨はお墓に埋葬したらいいのか、尋ねてみたことがある。 「海に散骨してほしい」 散骨と聞いて、漠然と「自治体か地元の漁協に許可を得なければならないのかな」という程度のことしか考えていなかった。 親父が亡くなったのは昨年12月で、家族葬や偲ぶ会などの行事を済ませ、いよいよ散骨に向けてネットで調べたいくつかの業者に尋ねてみると、意外なことがわかった。どこにも許可が必要ではないというのだ。 日本で初めて公式に海洋散骨が実施されたのは91年とされている。このことを報じた当時の朝日新聞には、法務省と厚生省(当時)の見解が記されている。  4月16日、親父の生前の意思を尊重して、沖縄の海に散骨をしてきた。 「散骨」や「粉骨」という言葉を聞いて、すぐにイメージが浮かぶ人は、それほど多くはあるまい。 私も、かつて同じだった。 5年ほど前、まだ元気だった親父に、遺骨はお墓に埋葬したらいいのか、尋ねてみたことがある。 「海に散骨してほしい」 散骨と聞いて、漠然と「自治体か地元の漁協に許可を得なければならないのかな」という程度のことしか考えていなかった。 親父が亡くなったのは昨年12月で、家族葬や偲ぶ会などの行事を済ませ、いよいよ散骨に向けてネットで調べたいくつかの業者に尋ねてみると、意外なことがわかった。どこにも許可が必要ではないというのだ。 日本で初めて公式に海洋散骨が実施されたのは91年とされている。このことを報じた当時の朝日新聞には、法務省と厚生省(当時)の見解が記されている。

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