医薬経済オンライン

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医薬経済気象台

賃上げは消費回復につながるか

―期待の3%アップに届かず―

2018年5月1日号

 18年の賃上げ結果が、ほぼ明らかになってきた。焦点は安倍晋三首相が昨年暮から事あるごとに要望し、経団連の榊原定征会長も会員企業に求めていた3%賃上げの実現だった。連合も実現をめざして傘下組合には4%の賃上げ要求を出すよう促していた。とくに月例賃金の引き上げを指示していた。 3月は組合の要求提示に始まって、労使交渉が続いた月だったが、相次いで妥結している。交渉継続中のところも4月下旬時点で妥結したとみられている。 連合は4月4日時点で集計した結果を公表しているが、調査対象の組合数8150のうち、要求を提出したことが明らかな組合は5678、残る2472組合は集計時点で状況がわかっていない。要求を提出した組合のうち、月例賃金の改善を訴えた組合が4594組合で80.9%を占めている。月例賃金の引き上げを求めた組合が前年同時期比で907も増加しており...  18年の賃上げ結果が、ほぼ明らかになってきた。焦点は安倍晋三首相が昨年暮から事あるごとに要望し、経団連の榊原定征会長も会員企業に求めていた3%賃上げの実現だった。連合も実現をめざして傘下組合には4%の賃上げ要求を出すよう促していた。とくに月例賃金の引き上げを指示していた。 3月は組合の要求提示に始まって、労使交渉が続いた月だったが、相次いで妥結している。交渉継続中のところも4月下旬時点で妥結したとみられている。 連合は4月4日時点で集計した結果を公表しているが、調査対象の組合数8150のうち、要求を提出したことが明らかな組合は5678、残る2472組合は集計時点で状況がわかっていない。要求を提出した組合のうち、月例賃金の改善を訴えた組合が4594組合で80.9%を占めている。月例賃金の引き上げを求めた組合が前年同時期比で907も増加しており、

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