医薬経済オンライン

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NOTEBOOK●こぼれ話

2018年5月15日号

血漿分画製剤の損害めぐり化血研が訴訟を取下げ 化学及血清療法研究所が、CSLベーリングを相手取って提起して訴訟を4月に突然取り下げた。本誌が東京地裁で確認したところ、血漿分画製剤「アンスロビン」に関する債務不存在確認請求の訴訟だったが、取下書を提出していた。 訴訟の発端となったアンスロビンは化血研が製造販売し、CSLが日本市場で販売。だが、化血研で15年6月に承認書の記載と異なる方法で製造していた不祥事が発覚し出荷停止となった。このため化血研は、出荷停止の損賠賠償としてCSLから約24億7800万円を請求されるはめに。ただ、化血研は、金額に納得できなかったのか支払いを拒否し、逆に開き直るように債務不存在の確認請求訴訟を起こしていた。 そんな化血研が訴訟を取り下げた背景には、7月に控えた新会社の設立があるようだ。化血研に関しては、7月に主要事... 血漿分画製剤の損害めぐり化血研が訴訟を取下げ 化学及血清療法研究所が、CSLベーリングを相手取って提起して訴訟を4月に突然取り下げた。本誌が東京地裁で確認したところ、血漿分画製剤「アンスロビン」に関する債務不存在確認請求の訴訟だったが、取下書を提出していた。 訴訟の発端となったアンスロビンは化血研が製造販売し、CSLが日本市場で販売。だが、化血研で15年6月に承認書の記載と異なる方法で製造していた不祥事が発覚し出荷停止となった。このため化血研は、出荷停止の損賠賠償としてCSLから約24億7800万円を請求されるはめに。ただ、化血研は、金額に納得できなかったのか支払いを拒否し、逆に開き直るように債務不存在の確認請求訴訟を起こしていた。 そんな化血研が訴訟を取り下げた背景には、7月に控えた新会社の設立があるようだ。化血研に関しては、7月に主要事業を

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