医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

3兆円企業でトップ10入りの意味

「メガ・ファーマ」タケダはどう生き残る

2018年5月15日号

 「株主の同意」という最大の難関が控えているが、これをクリアすれば、日本の製薬企業が初めて世界の売上高上位10位以内にランクインする。英国のバンクホリデー(公休日)翌日となる5月8日、武田薬品によるアイルランド・シャイアーの買収が正式に合意となった。現金と新株発行合わせて460億ポンド(約6兆8000億円)、シャイアーが抱えている有利子負債を合わせると、8兆5000億円という空前絶後の大型M&Aだ。売上高は3兆円の大台を超えることになる。 がん、中枢神経系、消化器疾患の3本柱に加え、シャイアーの希少疾患薬事業を取り込むことで、かたちのうえでは日本を代表する「グローバル・メガ・ファーマ」に成り上がる武田。巷間言われているとおり、「高すぎる買い物」なのかどうかはさておき、武田の「グローバル・トップ10入り」に、どんな意味があるのだろうか。合併2...  「株主の同意」という最大の難関が控えているが、これをクリアすれば、日本の製薬企業が初めて世界の売上高上位10位以内にランクインする。英国のバンクホリデー(公休日)翌日となる5月8日、武田薬品によるアイルランド・シャイアーの買収が正式に合意となった。現金と新株発行合わせて460億ポンド(約6兆8000億円)、シャイアーが抱えている有利子負債を合わせると、8兆5000億円という空前絶後の大型M&Aだ。売上高は3兆円の大台を超えることになる。 がん、中枢神経系、消化器疾患の3本柱に加え、シャイアーの希少疾患薬事業を取り込むことで、かたちのうえでは日本を代表する「グローバル・メガ・ファーマ」に成り上がる武田。巷間言われているとおり、「高すぎる買い物」なのかどうかはさておき、武田の「グローバル・トップ10入り」に、どんな意味があるのだろうか。合併2社の

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence