医薬経済オンライン

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武田薬品が手放した「金の玉」伝説

グローバル化で消えゆく先人たちの風習

㈱薬新 井高恭彦

2018年5月15日号

 武田薬品のグローバル本社が7月上旬に始動する。武田薬品不動産、三井不動産とともに建設を進めてきた新東京武田ビル(仮称、中央区日本橋本町2丁目)が3月に完成、あとは東京本社(中央区日本橋2丁目)からの引っ越しを待つばかりとなった。近く始動する武田薬品のグローバル本社 グローバル本社となる新東京武田ビルは高さ約124メートル、地下4階、地上24階。地下1階から地上2階までは一般の人も利用できるスポーツジム、飲食店、貸会議室が入る。千数百年、地元に鎮座する福徳神社(芽吹稲荷)を抱く「福徳の森」と隣接し、地下通路はCOREDO室町や日本橋三越など商業施設、東京メトロの地下駅と直結という好立地だ。 しかしながら記念すべきグローバル本社の始動を機に、武田は大きく飛躍できるかどうか。残念ながら現在の武田の財務状況は前途洋々とはいいがたい。総額約6兆80...  武田薬品のグローバル本社が7月上旬に始動する。武田薬品不動産、三井不動産とともに建設を進めてきた新東京武田ビル(仮称、中央区日本橋本町2丁目)が3月に完成、あとは東京本社(中央区日本橋2丁目)からの引っ越しを待つばかりとなった。近く始動する武田薬品のグローバル本社 グローバル本社となる新東京武田ビルは高さ約124メートル、地下4階、地上24階。地下1階から地上2階までは一般の人も利用できるスポーツジム、飲食店、貸会議室が入る。千数百年、地元に鎮座する福徳神社(芽吹稲荷)を抱く「福徳の森」と隣接し、地下通路はCOREDO室町や日本橋三越など商業施設、東京メトロの地下駅と直結という好立地だ。 しかしながら記念すべきグローバル本社の始動を機に、武田は大きく飛躍できるかどうか。残念ながら現在の武田の財務状況は前途洋々とはいいがたい。総額約6兆8000

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