医薬経済オンライン

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対極にある成長戦略の「時間軸」

BIは自社資産の活用で生き残る

2018年5月15日号

 度重なる新条件の提示と意思表明延期の末、5月8日、ようやく武田薬品がアイルランド・シャイアーの買収合意に漕ぎつけた。約6兆8000億円という巨額の買収額と、それに伴う有利子負債に戸惑いの声も上がるが、これほどの大型取引を成就させたのも「青い目」の経営者が為せる業だろう。 武田のグローバル化に舵を切った前社長の長谷川閑史相談役の期待に、クリストフ・ウェバー社長が応えた。国内最大手とはいえ、世界ランキングでは10位台後半を漂っていた武田は、シャイアー買収で一気にトップ10入りを果たした。これまで経営層にはグローバル人材を登用し、社内の構造改革にも着手。 研究開発部門を解体し、往年の武田を支えた長期収載品もテバとの合弁会社に移管するなど急ピッチでグローバル大手への脱皮を図ってきた。6月にはグローバル本社として東京・日本橋の新社屋に入居する。14年...  度重なる新条件の提示と意思表明延期の末、5月8日、ようやく武田薬品がアイルランド・シャイアーの買収合意に漕ぎつけた。約6兆8000億円という巨額の買収額と、それに伴う有利子負債に戸惑いの声も上がるが、これほどの大型取引を成就させたのも「青い目」の経営者が為せる業だろう。 武田のグローバル化に舵を切った前社長の長谷川閑史相談役の期待に、クリストフ・ウェバー社長が応えた。国内最大手とはいえ、世界ランキングでは10位台後半を漂っていた武田は、シャイアー買収で一気にトップ10入りを果たした。これまで経営層にはグローバル人材を登用し、社内の構造改革にも着手。 研究開発部門を解体し、往年の武田を支えた長期収載品もテバとの合弁会社に移管するなど急ピッチでグローバル大手への脱皮を図ってきた。6月にはグローバル本社として東京・日本橋の新社屋に入居する。14年のウ

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