OBSERVER
武田健・山陽小野田市立山口東京理科大学薬学部長
2018年6月1日号
「博士号をもつ薬剤師」が一番多い県に――4月に山口県初、公立では西日本初の薬学部を開設されました。武田 これまで薬学部を希望する県内の学生が年200人以上、県外に流出し、薬剤師免許を取ったのちに、地元へ戻ってくる人も少なかった。地元薬剤師会はもちろん、県も学生の定着が課題と捉えていた。こうしたなか、国が掲げる「地方創生」の波にも乗り、公立での薬学部設置が実現した。 初年度の定員は120人で、うち30人は地元の推薦枠とした。幸いにもたくさんの学生が集まり、一般入試の実質倍率は約12倍にも上った。国立並みに安い授業料も強みで、山口、岡山、広島、松山、北九州、福岡、大分の7会場で試験を実施したのも効果的だった。 公立なので、とにかく地域に貢献したいということをモットーに挙げている。そして、薬学部が地方創生を達成したモデルとなりたい。地元推薦枠の学生...
「博士号をもつ薬剤師」が一番多い県に――4月に山口県初、公立では西日本初の薬学部を開設されました。武田 これまで薬学部を希望する県内の学生が年200人以上、県外に流出し、薬剤師免許を取ったのちに、地元へ戻ってくる人も少なかった。地元薬剤師会はもちろん、県も学生の定着が課題と捉えていた。こうしたなか、国が掲げる「地方創生」の波にも乗り、公立での薬学部設置が実現した。 初年度の定員は120人で、うち30人は地元の推薦枠とした。幸いにもたくさんの学生が集まり、一般入試の実質倍率は約12倍にも上った。国立並みに安い授業料も強みで、山口、岡山、広島、松山、北九州、福岡、大分の7会場で試験を実施したのも効果的だった。 公立なので、とにかく地域に貢献したいということをモットーに挙げている。そして、薬学部が地方創生を達成したモデルとなりたい。地元推薦枠の学生はも
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