奈良だけ「1点9円」は実現するか
地域別診療報酬、裏で糸を引く財務省
2018年6月1日号
京都と奈良の府県境に位置する近鉄京都線の高の原駅。平城山丘陵の一帯を開発した平城・相楽ニュータウンの玄関口として、朝夕は通勤・通学する人の流れが絶えない。駅前の大型商業施設「イオンモール高の原」は、府県境に建ち、施設内には境界線まで引かれている。北側が京都府木津川市に、南側が奈良県奈良市に位置し、住所は店舗面積を多く占める木津川市となっている。 千年の都、京都と奈良を瞬時に行ったり来たりできる。高の原駅周辺には診療所や病院も数多く、それらは当然、京都府側にも奈良県側にも存在する。 近い将来、医療機関への患者の流れを大きく変えるかもしれない。そんな可能性を秘めた話が急浮上し、奈良県やその周辺の医療関係者の間で騒動になっている。 奈良県は、国が例外的に認める「地域別診療報酬」を積極的に検討する方針を打ち出した。18年度からの第3期医療費適正...
京都と奈良の府県境に位置する近鉄京都線の高の原駅。平城山丘陵の一帯を開発した平城・相楽ニュータウンの玄関口として、朝夕は通勤・通学する人の流れが絶えない。駅前の大型商業施設「イオンモール高の原」は、府県境に建ち、施設内には境界線まで引かれている。北側が京都府木津川市に、南側が奈良県奈良市に位置し、住所は店舗面積を多く占める木津川市となっている。 千年の都、京都と奈良を瞬時に行ったり来たりできる。高の原駅周辺には診療所や病院も数多く、それらは当然、京都府側にも奈良県側にも存在する。 近い将来、医療機関への患者の流れを大きく変えるかもしれない。そんな可能性を秘めた話が急浮上し、奈良県やその周辺の医療関係者の間で騒動になっている。 奈良県は、国が例外的に認める「地域別診療報酬」を積極的に検討する方針を打ち出した。18年度からの第3期医療費適正化計
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