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イオンの課題はオムニチャネル「克服」

6年ぶりの好収益は朗報だが

2018年6月1日号

 イオンが6年ぶりの好収益を記録した。18年2月期連結業績は主力のGMS(総合スーパー)事業が利益改善し、営業収益(売上高)8兆3900億円(前期比2.2%増)、営業利益2102億円(13.8%増)となった。3年後には売上高10兆円、営業利益3400億円をめざす日本最大の小売業グループを概観する。 呉服店の岡田屋など3社が共同仕入れ機構「ジャスコ」を設立したのが1969年。翌年各社が統合してジャスコを名乗り始め、その後合併を繰り返し、アジア進出を展開するなど業容が拡大していった。89年にイオングループが発足。97年にヤオハン、01年にマイカル、そして04年にダイエーと経営破綻した同業を次々に吸収。現在、純粋持株会社「イオン」の下に300を超える企業を擁する日本一の流通帝国である。 事業はGMSのほか食品スーパーやコンビニ、小型スーパーなどのSM(スーパ...  イオンが6年ぶりの好収益を記録した。18年2月期連結業績は主力のGMS(総合スーパー)事業が利益改善し、営業収益(売上高)8兆3900億円(前期比2.2%増)、営業利益2102億円(13.8%増)となった。3年後には売上高10兆円、営業利益3400億円をめざす日本最大の小売業グループを概観する。 呉服店の岡田屋など3社が共同仕入れ機構「ジャスコ」を設立したのが1969年。翌年各社が統合してジャスコを名乗り始め、その後合併を繰り返し、アジア進出を展開するなど業容が拡大していった。89年にイオングループが発足。97年にヤオハン、01年にマイカル、そして04年にダイエーと経営破綻した同業を次々に吸収。現在、純粋持株会社「イオン」の下に300を超える企業を擁する日本一の流通帝国である。 事業はGMSのほか食品スーパーやコンビニ、小型スーパーなどのSM(スーパーマ

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