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2018年6月1日号

抄録に見るASCO発表データの傾向と期待度 米国臨床腫瘍学会の年次総会6月1日から5日まで米国シカゴで行われる。約3万9000人が参加する最大級の学会開催を前に、研究データの抄録が製薬各社から発表された。今年も話題の中心は免疫療法剤の開発状況だ。既存薬の新たな可能性や新薬のデータなどに世界中の研究者や投資家が注目している。 ロシュは、非扁平上皮非小細胞肺がんを対象にした「テセントリク」と「アバスチン」の併用療法に化学療法を加えた第Ⅲ相試験結果の詳細を学会で報告する。治験には病期がステージ4にあり、過去に化学療法を受けたことがない患者1202人が参加した。被験者はテセントリク/化学療法(カルボプラチン/パクリタキセル)群、テセントリク/アバスチン/化学療法群、アバスチン/化学療法群に振り分けられた。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)と全... 抄録に見るASCO発表データの傾向と期待度 米国臨床腫瘍学会の年次総会6月1日から5日まで米国シカゴで行われる。約3万9000人が参加する最大級の学会開催を前に、研究データの抄録が製薬各社から発表された。今年も話題の中心は免疫療法剤の開発状況だ。既存薬の新たな可能性や新薬のデータなどに世界中の研究者や投資家が注目している。 ロシュは、非扁平上皮非小細胞肺がんを対象にした「テセントリク」と「アバスチン」の併用療法に化学療法を加えた第Ⅲ相試験結果の詳細を学会で報告する。治験には病期がステージ4にあり、過去に化学療法を受けたことがない患者1202人が参加した。被験者はテセントリク/化学療法(カルボプラチン/パクリタキセル)群、テセントリク/アバスチン/化学療法群、アバスチン/化学療法群に振り分けられた。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)と全生

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