医薬経済オンライン

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賛否両論

国内大手新薬メーカーの選択

OTC薬事業

2018年6月1日号

 第一三共の中山讓治会長は4月の決算説明会でOTC薬事業について「一概に否定するつもりはないが、過去に考えたコトが有効かどうか、もう一度考えたい」と、事業存続について再考する方針を示した。この発言に関係者はどよめいた。「第一三共、お前もか」と。 というのも、武田薬品のOTC薬事業も売却の噂が流れているからだ。噂の出所は、子会社・武田コンシューマーヘルスケアの杉本雅史社長が会社創立からわずか1年で退職したコトに発する。日本OTC医薬品協会の会長職も任期途中で退任し〝不可解〟な辞め方だった。一部では、本社のクリストフ・ウェバー社長と「事業に対する考え方が根本的に違った」とされるが、事業継続のピンチだ。 一方、ウェバー社長本人は5月の決算説明会で「OTC薬ビジネスには満足している」と評価する姿勢を強調した。噂を火消した格好だが、これを真に受け...  第一三共の中山讓治会長は4月の決算説明会でOTC薬事業について「一概に否定するつもりはないが、過去に考えたコトが有効かどうか、もう一度考えたい」と、事業存続について再考する方針を示した。この発言に関係者はどよめいた。「第一三共、お前もか」と。 というのも、武田薬品のOTC薬事業も売却の噂が流れているからだ。噂の出所は、子会社・武田コンシューマーヘルスケアの杉本雅史社長が会社創立からわずか1年で退職したコトに発する。日本OTC医薬品協会の会長職も任期途中で退任し〝不可解〟な辞め方だった。一部では、本社のクリストフ・ウェバー社長と「事業に対する考え方が根本的に違った」とされるが、事業継続のピンチだ。 一方、ウェバー社長本人は5月の決算説明会で「OTC薬ビジネスには満足している」と評価する姿勢を強調した。噂を火消した格好だが、これを真に受ける関

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