医薬経済オンライン

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武田のシャイアー買収で揺れる卸

スズケンと取引解禁の「ウルトラC」はあるのか

2018年6月1日号

「日本19%」 この数値は、武田薬品が5月に開いたシャイアー買収に関する会見で示した、買収後の地域別売上高比率だ。世界最大市場の米国については、現在の34%から48%に増加し、反対にホームの日本は34%から19%に減少する。この数値からは、武田の“米国シフト”の意志をハッキリと読み取れる。 米国市場とはほど遠い、日本の流通を担う医薬品卸は、武田のシャイアー買収のインパクトに関しては、どのように受け止めているのか。「取引」が卸の最大の関心事だ。やはり、逸早く反応して見せたのが、「武田系卸」のメディパルグループだった。「武田さんがチャレンジしていることには賛同、賛成する」 メディパルホールディングスの渡辺秀一社長(写真)は、5月の決算説明会の質疑応答で、武田のシャイアー買収の影響と見解などを問われ、こう応えた。がん領域からシャイアーが強みとする希少疾病... 「日本19%」 この数値は、武田薬品が5月に開いたシャイアー買収に関する会見で示した、買収後の地域別売上高比率だ。世界最大市場の米国については、現在の34%から48%に増加し、反対にホームの日本は34%から19%に減少する。この数値からは、武田の“米国シフト”の意志をハッキリと読み取れる。 米国市場とはほど遠い、日本の流通を担う医薬品卸は、武田のシャイアー買収のインパクトに関しては、どのように受け止めているのか。「取引」が卸の最大の関心事だ。やはり、逸早く反応して見せたのが、「武田系卸」のメディパルグループだった。「武田さんがチャレンジしていることには賛同、賛成する」 メディパルホールディングスの渡辺秀一社長(写真)は、5月の決算説明会の質疑応答で、武田のシャイアー買収の影響と見解などを問われ、こう応えた。がん領域からシャイアーが強みとする希少疾病領域

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