看護学者から見た個別化医療とグローバリズム
医療・介護業界にはびこる残念な管理者
第11回
大阪大学大学院医学系研究科/公益財団法人浅香山病院 山川みやえ
2018年6月1日号
前回5月1日号でVR(バーチャル・リアリティ)認知症の教育効果を紹介した。このVR認知症をどうやって医療・介護業界にビジネスとして展開するのかを論じたい。だが、その前にビジネスの対象となる医療、介護業界の管理者のことを話さないといけない。 ここのところ、いろんな人と面談している。いろんな人とは、各種職能団体やボランティアを基本とする人たちで、介護、看護、家族会、地元自治会、行政、社会福祉協議会などさまざまだ。面談の内容は「ケアの質をよくするためにどうしたらいいか」「講演をお願いしたいがこういう主旨でやって欲しい」「スタッフ教育を見直したい」など多岐にわたる。依頼者のほとんどは、とても熱意があって、誇り高きマインドを持っている。私の周りはそんな風に透き通った澱みのない信念を持っている人たちが多いので、つい、この業界は素晴らしいなと錯覚す...
前回5月1日号でVR(バーチャル・リアリティ)認知症の教育効果を紹介した。このVR認知症をどうやって医療・介護業界にビジネスとして展開するのかを論じたい。だが、その前にビジネスの対象となる医療、介護業界の管理者のことを話さないといけない。 ここのところ、いろんな人と面談している。いろんな人とは、各種職能団体やボランティアを基本とする人たちで、介護、看護、家族会、地元自治会、行政、社会福祉協議会などさまざまだ。面談の内容は「ケアの質をよくするためにどうしたらいいか」「講演をお願いしたいがこういう主旨でやって欲しい」「スタッフ教育を見直したい」など多岐にわたる。依頼者のほとんどは、とても熱意があって、誇り高きマインドを持っている。私の周りはそんな風に透き通った澱みのない信念を持っている人たちが多いので、つい、この業界は素晴らしいなと錯覚する。
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