医薬経済オンライン

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「大型M&A」で生き残ったJT

「量より質」は逃げ口上を証明

2018年6月15日号

 慣れというものは恐ろしいもので、武田薬品がアイルランドのシャイアーを約7兆円で買収する構想が現実化して以降、数百億円程度のM&Aには新規性を感じなくなってしまった。 振り返れば25年ほど前までは、企業の買収といえば半年に数件起きれば「多いほう」で、ましてや名の通った会社同士の合併となると、「10年に1度あるかないか」の頻度だった。当時の古参の記者には、「第三者割当増資を行い……」などというフレーズが配布資料に出てくるだけでアレルギー反応を起こし、こうした分野に明るい兜クラブ在住の同僚に丸投げする者すらいた。 それが今日では、M&Aに関する話題が新聞紙面に載らない日はまずなくなった。隔世の感がある。この変化を別な角度から捉えれば、会社の経営というものが、好悪の情とは関係なく、金融工学とその派生分野から自由であり続けることは難しくなったという現...  慣れというものは恐ろしいもので、武田薬品がアイルランドのシャイアーを約7兆円で買収する構想が現実化して以降、数百億円程度のM&Aには新規性を感じなくなってしまった。 振り返れば25年ほど前までは、企業の買収といえば半年に数件起きれば「多いほう」で、ましてや名の通った会社同士の合併となると、「10年に1度あるかないか」の頻度だった。当時の古参の記者には、「第三者割当増資を行い……」などというフレーズが配布資料に出てくるだけでアレルギー反応を起こし、こうした分野に明るい兜クラブ在住の同僚に丸投げする者すらいた。 それが今日では、M&Aに関する話題が新聞紙面に載らない日はまずなくなった。隔世の感がある。この変化を別な角度から捉えれば、会社の経営というものが、好悪の情とは関係なく、金融工学とその派生分野から自由であり続けることは難しくなったという現実に

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