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時感/編集後記

2018年6月15日号

時感ファースト・イン・クラス 中外製薬といえば、血友病A治療剤「ヘムライブラ」が話題だが、同社の製品で注目したいのが、BRAF阻害剤「ゼルボラフ」だ。 ゼルボラフは、BRAF遺伝子変異のある悪性黒色腫の治療薬。15年2月にファースト・イン・クラスとして登場した。薬価収載時の中央社会保険医療協議会の資料によれば、3年後のピーク時に、予測投与患者数は120人、販売金額は8.9億円。 売上高の推移を見てみると、初年度はさっそく5億円を売上げた。しかし、その後は下降。16年度は4億円、17年度は1億円に。18年度の通期予想は1億円で、今年4月に発表された第1四半期の売上高は「0億円」だった。 新薬にもかかわらず、これほどの減少には、競合品の影響がある。ゼルボラフよりも高い効果が期待できる併用療法、BRAF阻害剤とMEK阻害剤の2剤が16年6月にノバルティス... 時感ファースト・イン・クラス 中外製薬といえば、血友病A治療剤「ヘムライブラ」が話題だが、同社の製品で注目したいのが、BRAF阻害剤「ゼルボラフ」だ。 ゼルボラフは、BRAF遺伝子変異のある悪性黒色腫の治療薬。15年2月にファースト・イン・クラスとして登場した。薬価収載時の中央社会保険医療協議会の資料によれば、3年後のピーク時に、予測投与患者数は120人、販売金額は8.9億円。 売上高の推移を見てみると、初年度はさっそく5億円を売上げた。しかし、その後は下降。16年度は4億円、17年度は1億円に。18年度の通期予想は1億円で、今年4月に発表された第1四半期の売上高は「0億円」だった。 新薬にもかかわらず、これほどの減少には、競合品の影響がある。ゼルボラフよりも高い効果が期待できる併用療法、BRAF阻害剤とMEK阻害剤の2剤が16年6月にノバルティスフ

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