AIで変貌する製薬産業の未来 | 医薬経済オンライン

HOLMES & VACCINE

AIで変貌する製薬産業の未来

第6回～アップルとマイクロソフト～

コイツ・ドナン

2018年6月15日号

【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬産業の将来について、新たなテーマで議論を始めた。題材は人工知能（ＡＩ）。今回は２人だけでなく、ドイツ人で抗体医薬のスペシャリストのマブ博士とコンピューターサイエンスを学ぶ学生のアイが参戦した。推理を始めたホームズは具体例を紹介した。まずはジョンソン＆ジョンソンとグーグルが「ロボット外科医」の開発に乗り出したことを説明。次にマイクロソフトやグーグルなどＩＴの巨人たちは、ヘルスケア分野でさまざまなかたちで事業展開していると解説した。とくにＰＨＲ（パーソナルヘルスレコード）市場ではグーグルヘルスやマイクロソフト・ヘルスヴォルトを開発、激しい競争を繰り広げていた。　ホームズはＡＩを活用したヘルスケア分野の事業について「正しく恐れろ」と言った。医師からすれば、ＰＨＲが盛んになって、患者が自身... 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬産業の将来について、新たなテーマで議論を始めた。題材は人工知能（ＡＩ）。今回は２人だけでなく、ドイツ人で抗体医薬のスペシャリストのマブ博士とコンピューターサイエンスを学ぶ学生のアイが参戦した。推理を始めたホームズは具体例を紹介した。まずはジョンソン＆ジョンソンとグーグルが「ロボット外科医」の開発に乗り出したことを説明。次にマイクロソフトやグーグルなどＩＴの巨人たちは、ヘルスケア分野でさまざまなかたちで事業展開していると解説した。とくにＰＨＲ（パーソナルヘルスレコード）市場ではグーグルヘルスやマイクロソフト・ヘルスヴォルトを開発、激しい競争を繰り広げていた。　ホームズはＡＩを活用したヘルスケア分野の事業について「正しく恐れろ」と言った。医師からすれば、ＰＨＲが盛んになって、患者が自身の健

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