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OBSERVER

日本製薬団体連合会理事長・宮島俊彦

2018年7月1日号

患者負担論議が「部分的すぎる」――日薬連理事長就任の経緯は。宮島 日薬連前会長の多田(正世)さんから2~3月頃に要請があった。薬価の問題がいろいろと焦点になっていると。打診を受けて、2日か3日で「変革の時期なので、お役に立てるなら」と応諾した。ここ(日薬連)は伝統的に薬価でしょ。薬価研(保険薬価研究委員会)もあるし、中医協(中央社会保険医療協議会)委員も出して発言権も持っているし。研究開発税制は製薬協(日本製薬工業協会)が中心に考えるから。やはり薬価が一番大きい。まだ薬価制度の抜本改革は続いているしね。――日薬連のこれまでのロビー活動をどう見ていますか。宮島 薬価は専門的で非常に難しく、一般的な話題にもなりづらいから苦労してきている。よくわかっている議員にはわかってもらっているが、広がりを欠いていた。――今後は厚労系議員以外のところに働き掛け... 患者負担論議が「部分的すぎる」――日薬連理事長就任の経緯は。宮島 日薬連前会長の多田(正世)さんから2~3月頃に要請があった。薬価の問題がいろいろと焦点になっていると。打診を受けて、2日か3日で「変革の時期なので、お役に立てるなら」と応諾した。ここ(日薬連)は伝統的に薬価でしょ。薬価研(保険薬価研究委員会)もあるし、中医協(中央社会保険医療協議会)委員も出して発言権も持っているし。研究開発税制は製薬協(日本製薬工業協会)が中心に考えるから。やはり薬価が一番大きい。まだ薬価制度の抜本改革は続いているしね。――日薬連のこれまでのロビー活動をどう見ていますか。宮島 薬価は専門的で非常に難しく、一般的な話題にもなりづらいから苦労してきている。よくわかっている議員にはわかってもらっているが、広がりを欠いていた。――今後は厚労系議員以外のところに働き掛けるつ

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