賛否両論
組織の魅力とケンカの負け方
一般薬連の〝内紛〟
2018年7月1日号
日本一般用医薬品連合会が揉めている。次期会長人事をめぐって「交代」を考え新会長への根回しに走った多数派と、その動きを察知し「留任」を含め対抗した旧会長との間で、抜き差しならない事態に陥っている。 旧会長側は、名誉棄損を持ち出し訴訟の意向まで示している。現在、新旧それぞれが正当性を主張し、事務所もホームページも、そして会長も「ふたり」が存在するという異例の事態。一般紙にまで飛び火し、やれやれの状態だ。 一方で、業界団体のトップの椅子は、時として抗争を巻き起こす。個人が会員資格の職能団体ではよくあることだ。反乱、裏切り、クーデター。そして内紛、御家騒動、泥仕合と、職能団体である日本医師会や日本薬剤師会の幹部選挙では、ときどきお目にかかる。 しかし、会員が企業体の組織で、しかも経営者が集まる業界団体では珍しい。 薬業界では、日本保険薬局協会...
日本一般用医薬品連合会が揉めている。次期会長人事をめぐって「交代」を考え新会長への根回しに走った多数派と、その動きを察知し「留任」を含め対抗した旧会長との間で、抜き差しならない事態に陥っている。 旧会長側は、名誉棄損を持ち出し訴訟の意向まで示している。現在、新旧それぞれが正当性を主張し、事務所もホームページも、そして会長も「ふたり」が存在するという異例の事態。一般紙にまで飛び火し、やれやれの状態だ。 一方で、業界団体のトップの椅子は、時として抗争を巻き起こす。個人が会員資格の職能団体ではよくあることだ。反乱、裏切り、クーデター。そして内紛、御家騒動、泥仕合と、職能団体である日本医師会や日本薬剤師会の幹部選挙では、ときどきお目にかかる。 しかし、会員が企業体の組織で、しかも経営者が集まる業界団体では珍しい。 薬業界では、日本保険薬局協会の内
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