オンザスクリュー
国際協力銀新総裁に前田氏、初の生え抜き
2018年7月1日号
国際協力銀行(JBIC)の近藤章総裁(73)が退任し、後任に前田匡史副総裁(60)(写真)が就任した。旧日本輸出入銀行時代を含め、初の生え抜き出身の総裁だ。前田氏は各国要人らとの太いパイプを持つ異色の存在で、安倍晋三政権が進める原発などのインフラ輸出を金融面から推進するとみられる。インフラ輸出を加速させる 政府が全額出資するJBICは日本企業の海外進出を支援するための融資や投資を手掛けており、これまでは前身の日本輸出入銀時代から旧大蔵省の天下り先だった。ところが、12年からは小泉純一郎政権の民営化の流れを受け、民間出身者と財務省OBが交互に総裁を務めており、現総裁の近藤章氏は旧住友銀行の出身。その人事の慣習を壊して起用されたのが前田氏だ。 前田氏は80年に東京大学法学部を卒業。同大助手を経て82年日本輸出入銀入行する。前田氏は入行3年目のときに...
国際協力銀行(JBIC)の近藤章総裁(73)が退任し、後任に前田匡史副総裁(60)(写真)が就任した。旧日本輸出入銀行時代を含め、初の生え抜き出身の総裁だ。前田氏は各国要人らとの太いパイプを持つ異色の存在で、安倍晋三政権が進める原発などのインフラ輸出を金融面から推進するとみられる。インフラ輸出を加速させる 政府が全額出資するJBICは日本企業の海外進出を支援するための融資や投資を手掛けており、これまでは前身の日本輸出入銀時代から旧大蔵省の天下り先だった。ところが、12年からは小泉純一郎政権の民営化の流れを受け、民間出身者と財務省OBが交互に総裁を務めており、現総裁の近藤章氏は旧住友銀行の出身。その人事の慣習を壊して起用されたのが前田氏だ。 前田氏は80年に東京大学法学部を卒業。同大助手を経て82年日本輸出入銀入行する。前田氏は入行3年目のときに大蔵
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録