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平時医療体制の破綻に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜 

防衛省の第一線救命における問題

第55回

愛知医科大学 非常勤講師 照井資規

2018年7月1日号

 筆者は18年6月12~15日、フランス・パリで開催された国際的な防衛・安全保障展示会「Eurosatory」(ユーロサトリ)を取材した。2年に1度、開かれる世界最大規模の屋内・屋外に渡る展示会で、今年は63ヵ国から1802社が出展した。出展社のうち国際企業は65.8%を占め、39のパビリオンには日本も含まれている。153ヵ国から約5万7000人が来訪し、227の代表団、94ヵ国と4つの国際機関からのVIP177人が視察に訪れた。開催期間中は71件の会議が開かれ、5大陸から641人のジャーナリストが取材した。筆者はこの中の1人だ。 展示会場にはフランス国防省特設ブースによる、医療部隊による最前線の外科的治療施設「Role2収容所」の展示がなされ、多くの知見を得ることができた。Role2収容所は2年前よりテントが2世代更新されており、応急治療技術などもまた進歩してい...  筆者は18年6月12~15日、フランス・パリで開催された国際的な防衛・安全保障展示会「Eurosatory」(ユーロサトリ)を取材した。2年に1度、開かれる世界最大規模の屋内・屋外に渡る展示会で、今年は63ヵ国から1802社が出展した。出展社のうち国際企業は65.8%を占め、39のパビリオンには日本も含まれている。153ヵ国から約5万7000人が来訪し、227の代表団、94ヵ国と4つの国際機関からのVIP177人が視察に訪れた。開催期間中は71件の会議が開かれ、5大陸から641人のジャーナリストが取材した。筆者はこの中の1人だ。 展示会場にはフランス国防省特設ブースによる、医療部隊による最前線の外科的治療施設「Role2収容所」の展示がなされ、多くの知見を得ることができた。Role2収容所は2年前よりテントが2世代更新されており、応急治療技術などもまた進歩していた。

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