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不透明な時代への「備え」は万全か

17年度医薬品卸業績を見る

2018年7月1日号

 17年度は薬価改定のない年だったことから仕切価などの変更により売差が改善し、さらに大型新薬が貢献したこともあって、上場する医薬品卸6社の連結売上高合計は、前年度比で1%増の9兆8809億4700万円、営業利益は16.7%増の1301億4900万円となった(表1)。 セグメント別で比較すると本業である医薬品卸事業の売上高は同0.4%増の8兆1860億5600万円となった。ただ、C型肝炎治療薬のうち「ソバルディ」と「ハーボニー」を扱っていたスズケンと東邦ホールディングス、バイタルケーエスケー・ホールディングスは発売後の爆発的な増収効果が消えてしまい、減収を余儀なくされている。 焦点の営業利益率はアルフレッサHDと東邦HDがそれぞれ1.5%と高いが、バイタルケーエスケーHD(0.4%)は離されてしまった。ただ、その他卸事業に関しては、OTC薬市場の...  17年度は薬価改定のない年だったことから仕切価などの変更により売差が改善し、さらに大型新薬が貢献したこともあって、上場する医薬品卸6社の連結売上高合計は、前年度比で1%増の9兆8809億4700万円、営業利益は16.7%増の1301億4900万円となった(表1)。 セグメント別で比較すると本業である医薬品卸事業の売上高は同0.4%増の8兆1860億5600万円となった。ただ、C型肝炎治療薬のうち「ソバルディ」と「ハーボニー」を扱っていたスズケンと東邦ホールディングス、バイタルケーエスケー・ホールディングスは発売後の爆発的な増収効果が消えてしまい、減収を余儀なくされている。 焦点の営業利益率はアルフレッサHDと東邦HDがそれぞれ1.5%と高いが、バイタルケーエスケーHD(0.4%)は離されてしまった。ただ、その他卸事業に関しては、OTC薬市場の緩や

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