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大合併時代に翻弄される薬科大

政府が改革に着手、医療系大は生き残るか

2018年7月1日号

 「少子化時代には不可欠」という説もあれば、「教育予算の削減が狙い。大学の自主性が失われる」と反発する声もある。政府の「骨太の方針2018」に盛り込まれた大学改革だ。安倍晋三首相が進める「人生100年時代構想会議」で高齢者雇用や幼児・高等教育の無償化などとともに検討された大学改革が骨太方針に組み入れられたのだが、この大学改革の目玉が「大学の連携・統合」だ。 これまでも東京商船大学と東京水産大学が合併して東京海洋大学が誕生し、公立の都立大学は都立3大学が合併して首都大学東京になった。医科大学でも山梨医科大と山梨大学が合併して山梨大になったのを皮切りに福井医科大、島根医科大、香川医科大、高知医科大、佐賀医科大、大分医科大、宮崎医科大、富山医科大などが同地区の総合大学と統合してきた。私立でも共立薬科大学が慶応義塾大学と合併し、慶大薬学部になっ...  「少子化時代には不可欠」という説もあれば、「教育予算の削減が狙い。大学の自主性が失われる」と反発する声もある。政府の「骨太の方針2018」に盛り込まれた大学改革だ。安倍晋三首相が進める「人生100年時代構想会議」で高齢者雇用や幼児・高等教育の無償化などとともに検討された大学改革が骨太方針に組み入れられたのだが、この大学改革の目玉が「大学の連携・統合」だ。 これまでも東京商船大学と東京水産大学が合併して東京海洋大学が誕生し、公立の都立大学は都立3大学が合併して首都大学東京になった。医科大学でも山梨医科大と山梨大学が合併して山梨大になったのを皮切りに福井医科大、島根医科大、香川医科大、高知医科大、佐賀医科大、大分医科大、宮崎医科大、富山医科大などが同地区の総合大学と統合してきた。私立でも共立薬科大学が慶応義塾大学と合併し、慶大薬学部になった例

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