鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜
ワセダクロニクル「製薬マネー」 広告「タブー」解明にも期待
第65回
鳥集徹
2018年7月1日号
「大手マスコミには菊(天皇制)、鶴(宗教)、広告という3大タブーがある」 大学の新聞学専攻に入って最初の頃に、新聞社OBの教授から教えられたのがこのことだった。まだジャーナリズムに甘い幻想を抱いていた筆者は、これを知ってがっかりした記憶がある。 それから10年以上が経って、フリーのライターとして大手マスコミの一端を知り、そのタブーが現実にあることを実感した。分野が違うせいか、菊と鶴にはまだ遭ったことがない。だが、医療報道では、広告のタブーがたびたび立ちはだかってくる。 なぜそんなことを書くかというと、元朝日新聞記者の渡辺周氏が編集長を務めるジャーナリズムNGO(特定非営利法人)「ワセダクロニクル」で、第3シリーズとして「製薬マネーと医師」という特集が始まったからだ。 ホームページの記載によると、講演料やコンサルタント料として年間1000万...
「大手マスコミには菊(天皇制)、鶴(宗教)、広告という3大タブーがある」 大学の新聞学専攻に入って最初の頃に、新聞社OBの教授から教えられたのがこのことだった。まだジャーナリズムに甘い幻想を抱いていた筆者は、これを知ってがっかりした記憶がある。 それから10年以上が経って、フリーのライターとして大手マスコミの一端を知り、そのタブーが現実にあることを実感した。分野が違うせいか、菊と鶴にはまだ遭ったことがない。だが、医療報道では、広告のタブーがたびたび立ちはだかってくる。 なぜそんなことを書くかというと、元朝日新聞記者の渡辺周氏が編集長を務めるジャーナリズムNGO(特定非営利法人)「ワセダクロニクル」で、第3シリーズとして「製薬マネーと医師」という特集が始まったからだ。 ホームページの記載によると、講演料やコンサルタント料として年間1000万円を
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