医薬経済オンライン

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白血病になった社長

まさかのCMVの「再燃」

第2回

ACメディカル代表取締役社長 昌原清植

2018年7月1日号

 12年12月にフィラデルフィア染色体陽性成人急性リンパ性白血病の告知を受ける直前まで、私はCSO(医薬品販売業務受託機関)「アプシェ」(現ACメディカル)の社長として、動き始めたばかりの1大プロジェクトの陣頭指揮を執っていました。 そのため入院後しばらくは、病室にパソコンや資料を持ち込むなどして、責務を全うしようと必死でした。しかし間もなく、化学療法の副作用は気力までをも奪い始めました。「これ以上は無理だ。かえって皆に迷惑をかける」 私はようやく「治療に専念する」決断をし、社員に会社の業務をすべて任せようと腹を括りました。それから1年余り、社員一人ひとりが懸命に会社を切り盛りしてくれたのです。そして前回記したように、13年11月2日に移植した幹細胞の「生着」が確認され、つらい症状も潮が引くように消えました。「昌原社長がいなくても大丈夫よ」「何...  12年12月にフィラデルフィア染色体陽性成人急性リンパ性白血病の告知を受ける直前まで、私はCSO(医薬品販売業務受託機関)「アプシェ」(現ACメディカル)の社長として、動き始めたばかりの1大プロジェクトの陣頭指揮を執っていました。 そのため入院後しばらくは、病室にパソコンや資料を持ち込むなどして、責務を全うしようと必死でした。しかし間もなく、化学療法の副作用は気力までをも奪い始めました。「これ以上は無理だ。かえって皆に迷惑をかける」 私はようやく「治療に専念する」決断をし、社員に会社の業務をすべて任せようと腹を括りました。それから1年余り、社員一人ひとりが懸命に会社を切り盛りしてくれたのです。そして前回記したように、13年11月2日に移植した幹細胞の「生着」が確認され、つらい症状も潮が引くように消えました。「昌原社長がいなくても大丈夫よ」「何だと

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