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話題の焦点

「救急隊員のジレンマ」

2018年7月15日号

  目の前に、心肺停止状態に陥った急病人が横たわっている。救急隊員は、何が何でも心肺蘇生処置を行う状況にある。 その現場で、家族から「蘇生処置を希望しません」と強く言われても、そして救急隊員自身も内心不要だと思ったとしても、蘇生処置を行わなければならない。 消防法で規制されているからこれを実行しなければ不法行為に問われ処分されたり、最悪逮捕されることもあり得るのだ。 毎日新聞朝刊4月1日付の1面には「蘇生を望まない」と言われた経験のある消防機関が過半数の6割もあったことを大々的に報じている。 こうした病人側の意思より救急側の意見のほうが優先される国は、世界広しと言えども日本だけだという。 それから本格的な多死時代を迎える日本社会で、終末期患者及びその家族の真の心を正しく受け止める法整備は、どう進むのだろうか。(ヤットコ)   目の前に、心肺停止状態に陥った急病人が横たわっている。救急隊員は、何が何でも心肺蘇生処置を行う状況にある。 その現場で、家族から「蘇生処置を希望しません」と強く言われても、そして救急隊員自身も内心不要だと思ったとしても、蘇生処置を行わなければならない。 消防法で規制されているからこれを実行しなければ不法行為に問われ処分されたり、最悪逮捕されることもあり得るのだ。 毎日新聞朝刊4月1日付の1面には「蘇生を望まない」と言われた経験のある消防機関が過半数の6割もあったことを大々的に報じている。 こうした病人側の意思より救急側の意見のほうが優先される国は、世界広しと言えども日本だけだという。 それから本格的な多死時代を迎える日本社会で、終末期患者及びその家族の真の心を正しく受け止める法整備は、どう進むのだろうか。(ヤットコ)

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