業績連動報酬が生む破格の「相場」
武田・ウェバー社長に追随するのは中外だけか
2018年7月15日号
これまで国内の製薬業界の常識を塗り替えてきた武田薬品のクリストフ・ウェバー社長CEO。5月には7兆円規模のアイルランド・シャイアーの買収をまとめ、日本企業として過去最高額のM&Aを仕掛けた。野心家ぶりを業界外にも広く知らしめた。 そのウェバー社長は役員報酬でも、製薬業界のトップを独走中だ。17年度のウェバー社長の報酬は12億1700万円。日本の製薬業界の最高額は、自身の前年度の10億4800万円。17年度はさらに1億6900万円も上回った。 日本企業のなかでは破格の報酬だが、恐らくウェバー社長に批判の声は耳に入らない。何しろ、ウェバー社長が戦う土俵はすでにグローバル。現在、武田は医薬品の売上高で言えば世界で19位。いみじくも、ウェバー社長の報酬も世界の製薬企業で19位だった。 本誌は17年の医薬品の売上高上位30社を対象に、CEOの報酬を集計(表1)...
これまで国内の製薬業界の常識を塗り替えてきた武田薬品のクリストフ・ウェバー社長CEO。5月には7兆円規模のアイルランド・シャイアーの買収をまとめ、日本企業として過去最高額のM&Aを仕掛けた。野心家ぶりを業界外にも広く知らしめた。 そのウェバー社長は役員報酬でも、製薬業界のトップを独走中だ。17年度のウェバー社長の報酬は12億1700万円。日本の製薬業界の最高額は、自身の前年度の10億4800万円。17年度はさらに1億6900万円も上回った。 日本企業のなかでは破格の報酬だが、恐らくウェバー社長に批判の声は耳に入らない。何しろ、ウェバー社長が戦う土俵はすでにグローバル。現在、武田は医薬品の売上高で言えば世界で19位。いみじくも、ウェバー社長の報酬も世界の製薬企業で19位だった。 本誌は17年の医薬品の売上高上位30社を対象に、CEOの報酬を集計(表1)した
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