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OBSERVER

小山信彌・日本私立医科大学協会病院部会担当理事

2018年7月15日号

川上取引は「ずるい」――厚生労働省の「流通改善ガイドライン」には「過大な値引き交渉の是正」が盛り込まれています。小山 卸に対して「しっかりしてほしい」という気持ちがある。売らなければ商売が成り立たない立場は理解できるが、それでも「安く売らなければいい」と思う。ただ、取引卸を大手4社から2社に減らしたり、揺さ振りをかける病院もあるが、やり過ぎはよくない。 卸が言っているのは結局、病院コンサルがいくつかの病院の(取引価格)データを持っていて、それを持って価格交渉されるので「弱いんだ」ということ。厚労省が設置した「相談窓口」は、別にいいのではないか。あまりにも非常識な病院があるとは聞いている。――「薬価差益」は病院の経営にとってはやはり重要ですか。小山 病院はコストがかかる。医薬品を購入しても不良在庫になってしまったり、有効期限切れで廃棄しないと... 川上取引は「ずるい」――厚生労働省の「流通改善ガイドライン」には「過大な値引き交渉の是正」が盛り込まれています。小山 卸に対して「しっかりしてほしい」という気持ちがある。売らなければ商売が成り立たない立場は理解できるが、それでも「安く売らなければいい」と思う。ただ、取引卸を大手4社から2社に減らしたり、揺さ振りをかける病院もあるが、やり過ぎはよくない。 卸が言っているのは結局、病院コンサルがいくつかの病院の(取引価格)データを持っていて、それを持って価格交渉されるので「弱いんだ」ということ。厚労省が設置した「相談窓口」は、別にいいのではないか。あまりにも非常識な病院があるとは聞いている。――「薬価差益」は病院の経営にとってはやはり重要ですか。小山 病院はコストがかかる。医薬品を購入しても不良在庫になってしまったり、有効期限切れで廃棄しないといけ

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