医薬経済オンライン

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大阪・再生医療国際センターに暗雲

資金集めに苦戦、21年設立は間に合うか

2018年7月15日号

 大阪大学の前身「大阪帝国大学」が誕生したのは昭和6年(1931年)。当時、東京をしのぐ大都市だった大阪で、「総合大学を」という声があがり、中之島に、関西財界や熱意ある大阪府民が集結。寄付金を出し合い大学をつくった。とくに医学部の母体となる大阪府立医科大学の事務官らが創設に尽力したとされる。このため今でこそキャンパスが吹田や豊中に分散しているものの、阪大「発祥の地」となると中之島なのである。 そんな中之島について、阪大が16年に大阪府に提案した計画が、「再生医療国際センター」(仮称)の建設。21年に創立90周年を迎えるのに合わせ、中之島4丁目にある大阪市の市有地に大学や研究機関、企業が入居できる施設を設置しようという提案だ。再生医療の臨床研究から治療、産業化、そして海外展開まで可能にするという。 大阪と言えば、医薬品産業の発祥の地・道修町があ...  大阪大学の前身「大阪帝国大学」が誕生したのは昭和6年(1931年)。当時、東京をしのぐ大都市だった大阪で、「総合大学を」という声があがり、中之島に、関西財界や熱意ある大阪府民が集結。寄付金を出し合い大学をつくった。とくに医学部の母体となる大阪府立医科大学の事務官らが創設に尽力したとされる。このため今でこそキャンパスが吹田や豊中に分散しているものの、阪大「発祥の地」となると中之島なのである。 そんな中之島について、阪大が16年に大阪府に提案した計画が、「再生医療国際センター」(仮称)の建設。21年に創立90周年を迎えるのに合わせ、中之島4丁目にある大阪市の市有地に大学や研究機関、企業が入居できる施設を設置しようという提案だ。再生医療の臨床研究から治療、産業化、そして海外展開まで可能にするという。 大阪と言えば、医薬品産業の発祥の地・道修町があるが

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