医薬経済オンライン

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製薬業界の「身を切る覚悟」とは

台頭する“社会保障全体論”の危うさ

2018年7月15日号

 4期目に突入した日本医師会の横倉義武会長が、政策判断の基準にしている2つの原則がある。①国民の安全な医療に資するか②公的医療保険による国民皆保険は堅持できるか 実にシンプルなものだが「会員が誰も反対しない点では、言いえて妙」(日医代議員)ということで、日医の政策判断のモノサシとしては十分機能を果たしてきている。さらに「横倉氏がブレていない印象を与える非常に大きな要素にもなっている」(同)という。 同様に、確たる原理・原則を掲げることは組織運営上、不可欠との認識からだろうか。5月末に日本製薬団体連合会の理事長に就任した宮島俊彦氏(元厚生労働省老健局長)は本誌取材に対し「薬価制度が果たす機能について、3つの原則に基づいて検証する」意向を示した。それが次の3点になる。①国民に安定的に医薬品を提供②保険財政との折り合い③新しい医薬品を開発して提供 ...  4期目に突入した日本医師会の横倉義武会長が、政策判断の基準にしている2つの原則がある。①国民の安全な医療に資するか②公的医療保険による国民皆保険は堅持できるか 実にシンプルなものだが「会員が誰も反対しない点では、言いえて妙」(日医代議員)ということで、日医の政策判断のモノサシとしては十分機能を果たしてきている。さらに「横倉氏がブレていない印象を与える非常に大きな要素にもなっている」(同)という。 同様に、確たる原理・原則を掲げることは組織運営上、不可欠との認識からだろうか。5月末に日本製薬団体連合会の理事長に就任した宮島俊彦氏(元厚生労働省老健局長)は本誌取材に対し「薬価制度が果たす機能について、3つの原則に基づいて検証する」意向を示した。それが次の3点になる。①国民に安定的に医薬品を提供②保険財政との折り合い③新しい医薬品を開発して提供 併

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