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時感/編集後記

2018年7月15日号

時感ネズミが教えてくれたこと 離断性骨軟骨炎。小・中学生の頃、こんな病気に悩まされていた。いわゆる「野球肘」の一種である。 繰り返しボールを投げることで、右肘の同じ箇所にストレスがかかり続けた結果、血流が悪くなり、最終的に骨や軟骨が壊死して剥がれ落ちるスポーツ障害だ。剥がれた骨や軟骨が関節内を遊離して、激痛のもとになるのだが、その遊離体のことを「ネズミ」と呼ぶ。 私がそんなネズミを“飼う”ことになったのは、小学校4年生のとき。野球の花形はピッチャーだ、そう思い毎日毎日狂ったようにボールを投げ続けていた頃だ。公園の壁に向かって全力投球した瞬間、「ピキィ」と、右肘に激痛が走った。感じたことのない痛みだった。 しばらく休むと痛みは引いたので、そのときはあまり気にかけなかった。だがその後、痛みの頻度と度合いは日に日に増していった。 整形外科にかか... 時感ネズミが教えてくれたこと 離断性骨軟骨炎。小・中学生の頃、こんな病気に悩まされていた。いわゆる「野球肘」の一種である。 繰り返しボールを投げることで、右肘の同じ箇所にストレスがかかり続けた結果、血流が悪くなり、最終的に骨や軟骨が壊死して剥がれ落ちるスポーツ障害だ。剥がれた骨や軟骨が関節内を遊離して、激痛のもとになるのだが、その遊離体のことを「ネズミ」と呼ぶ。 私がそんなネズミを“飼う”ことになったのは、小学校4年生のとき。野球の花形はピッチャーだ、そう思い毎日毎日狂ったようにボールを投げ続けていた頃だ。公園の壁に向かって全力投球した瞬間、「ピキィ」と、右肘に激痛が走った。感じたことのない痛みだった。 しばらく休むと痛みは引いたので、そのときはあまり気にかけなかった。だがその後、痛みの頻度と度合いは日に日に増していった。 整形外科にかかった

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