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医薬経済気象台

景気の先行きに下振れ懸念

―短観は警戒感台頭示唆―

2018年7月15日号

 日本銀行が7月2日に発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、企業の景況感が3月調査に比べて小幅ながら悪化した。全規模・全産業の業況判断DIは16、3月調査に比べて▲1ポイントとなった。規模別には、大企業・製造業が21で▲3ポイント、中堅企業・製造業が20でプラス1ポイント、中小企業・製造業が14で▲1ポイント、大企業・非製造業が24でプラス1ポイント、中堅企業・非製造業が20で▲1ポイント、中小企業・非製造業が8で▲マイナス2ポイントだった。 全体的に足踏み感がみられる結果だった。注目は、景気との相関度が高いとされている大企業・製造業が最大の落ち込みを見せたことだ。大企業・製造業の現状判断DIは17年12月に25ポイントと06年12月調査以来11年ぶりの高い水準を付けた。海外景気の回復に円安基調が加わって、外需を中心に製造業が好調を続けてきたためだ。と...  日本銀行が7月2日に発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、企業の景況感が3月調査に比べて小幅ながら悪化した。全規模・全産業の業況判断DIは16、3月調査に比べて▲1ポイントとなった。規模別には、大企業・製造業が21で▲3ポイント、中堅企業・製造業が20でプラス1ポイント、中小企業・製造業が14で▲1ポイント、大企業・非製造業が24でプラス1ポイント、中堅企業・非製造業が20で▲1ポイント、中小企業・非製造業が8で▲マイナス2ポイントだった。 全体的に足踏み感がみられる結果だった。注目は、景気との相関度が高いとされている大企業・製造業が最大の落ち込みを見せたことだ。大企業・製造業の現状判断DIは17年12月に25ポイントと06年12月調査以来11年ぶりの高い水準を付けた。海外景気の回復に円安基調が加わって、外需を中心に製造業が好調を続けてきたためだ。とこ

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