首藤利幸・コーア商事ホールディングス代表取締役社長

OBSERVER

2018年8月1日号

抗がん剤の後発品、これから伸びる――６月に東証２部に上場した背景は。首藤　上場すれば決算表などが公表され、安心・安全を担保できる。取引が拡大するなかで、相手企業に心配させないようにしたかった。現在、原薬を取引している後発品企業が30社程度ある。さらに今後は長期収載品やオーソライズド・ジェネリックへの原薬も供給していく。長期収載品を手放す新薬企業が増えてきた。長期収載品に関しては、倉庫の管理をしてくれないかという話もある。ビジネスチャンスがある。　また、山形県の蔵王に工場を建設している。上場で得た資金をこの工場に投資する狙いがあった。――蔵王工場では、どのような製品を製造するのか。首藤　注射剤の受託製造を蔵王工場で行う。抗がん剤など高薬理活性領域の製品を扱う。すでにシリンジ製剤の生産を開始しており、10月にはバイアル液剤、凍結乾燥剤の製造設備が完... 抗がん剤の後発品、これから伸びる――６月に東証２部に上場した背景は。首藤　上場すれば決算表などが公表され、安心・安全を担保できる。取引が拡大するなかで、相手企業に心配させないようにしたかった。現在、原薬を取引している後発品企業が30社程度ある。さらに今後は長期収載品やオーソライズド・ジェネリックへの原薬も供給していく。長期収載品を手放す新薬企業が増えてきた。長期収載品に関しては、倉庫の管理をしてくれないかという話もある。ビジネスチャンスがある。　また、山形県の蔵王に工場を建設している。上場で得た資金をこの工場に投資する狙いがあった。――蔵王工場では、どのような製品を製造するのか。首藤　注射剤の受託製造を蔵王工場で行う。抗がん剤など高薬理活性領域の製品を扱う。すでにシリンジ製剤の生産を開始しており、10月にはバイアル液剤、凍結乾燥剤の製造設備が完成す

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