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データズームイン

厚労省「残酷物語」

2018年8月1日号

 この結果が出たときの世間の反応は次のようなものだろう。「ブラック企業を撲滅しようとする省が最もブラックだった」  霞が関国家公務員労働組合共闘会議(霞国公)は7月25日、中央省庁の11の労働組合員に実施したアンケート結果を公表した。働き方改革の負のキーワードとなった「過労死」「休日出勤」で不満を持っている国家公務員の多くが厚生労働省出身者だった。 詳細は表にあるとおりだが、月平均残業時間は霞が関平均よりも20時間多く、過労死の危険を感じたことがあるのは平均28.0%に対し58.9%、国会対応での残業が多いが平均30.2%に対し52.2%と圧倒している。 アンケート調査の時期は18年3月。ちょうど働き方改革関連法案の審議中だったこともあり、「厚労省(労働)」がワースト1を占めるという結果になったとされる。だが、他省庁でも法案を提出しているので、ここが特殊な...  この結果が出たときの世間の反応は次のようなものだろう。「ブラック企業を撲滅しようとする省が最もブラックだった」  霞が関国家公務員労働組合共闘会議(霞国公)は7月25日、中央省庁の11の労働組合員に実施したアンケート結果を公表した。働き方改革の負のキーワードとなった「過労死」「休日出勤」で不満を持っている国家公務員の多くが厚生労働省出身者だった。 詳細は表にあるとおりだが、月平均残業時間は霞が関平均よりも20時間多く、過労死の危険を感じたことがあるのは平均28.0%に対し58.9%、国会対応での残業が多いが平均30.2%に対し52.2%と圧倒している。 アンケート調査の時期は18年3月。ちょうど働き方改革関連法案の審議中だったこともあり、「厚労省(労働)」がワースト1を占めるという結果になったとされる。だが、他省庁でも法案を提出しているので、ここが特殊な状況

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