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Pharmacoeconomics━療法の価値━009

製薬会社間の比較論争は未決のまま幕を引く展開に

第2回 腎細胞がん標的療法でパゾパニブの挑戦(①❷)

2018年8月1日号

▽腎細胞がん標的療法スニチニブに劣っていないと証明したパゾパニブは経済性で優位を主張した▽ファイザーはまず経済的な比較法を批判し、次に独自のデータでパゾパニブ優位説を否定した▽支配的な製剤に挑む新薬は経済的にも自己証明が欠かせないが、論争は言い合いに終わりがち【出典】 Agnes Benedict, et al.,Cost-effectiveness of pazopanib versus sunitinib for renal cancer in the United StatesT.E.Delea, et al., The authors respond,J Manag Care & Specialty Pharmacy 2015年6月  臨床的に同等で、忍容性と生活の質については優位だとして、「ヴォトリエント」(パゾパニブ)を低費用で費用効果的な療法へと発展させたグラクソスミスクライン(GSK)−ノバルティスによる主張。これを、腎細胞がん標的療法の先駆的存在である「スーテント」(スニチニブ)を擁するファイザーが、黙って聴... ▽腎細胞がん標的療法スニチニブに劣っていないと証明したパゾパニブは経済性で優位を主張した▽ファイザーはまず経済的な比較法を批判し、次に独自のデータでパゾパニブ優位説を否定した▽支配的な製剤に挑む新薬は経済的にも自己証明が欠かせないが、論争は言い合いに終わりがち【出典】 Agnes Benedict, et al.,Cost-effectiveness of pazopanib versus sunitinib for renal cancer in the United StatesT.E.Delea, et al., The authors respond,J Manag Care & Specialty Pharmacy 2015年6月  臨床的に同等で、忍容性と生活の質については優位だとして、「ヴォトリエント」(パゾパニブ)を低費用で費用効果的な療法へと発展させたグラクソスミスクライン(GSK)−ノバルティスによる主張。これを、腎細胞がん標的療法の先駆的存在である「スーテント」(スニチニブ)を擁するファイザーが、黙って聴いて

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