医薬経済オンライン

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起爆力を秘めた「MID−NET」

世界的にも稀な診療記録のビッグデータ

㈱薬新 井高恭彦

2018年8月1日号

 全国各地の国立、私立、民間計23病院で得られた400万人を超える患者情報を匿名化して集積した医薬品医療機器総合機構(PMDA)の医療情報データベース(DB)「MID–NET」が4月から本格的にスタートした。今後、医薬品の有効性、安全性を見極める有力なツールとして存在感を発揮していく可能性がある。製薬企業など民間での利用も可能で、現在、申し込みを受付中だ。 IoT、ビッグデータ、AIなど、最先端技術が話題になって久しいが、実際に医療、医薬の世界でどんなツールや、装備が構築され、何ができるのか。 具体性に欠ける話も多く、些か食傷気味の昨今。厚労省が足掛け8年かけて構築したMID–NETがいよいよ稼働した。国内外、官民問わず医療情報DBを構築する動きが活発化しているが、そのほとんどは診療報酬請求書(レセプト)を集積したもの。医薬品投与後の状況に...  全国各地の国立、私立、民間計23病院で得られた400万人を超える患者情報を匿名化して集積した医薬品医療機器総合機構(PMDA)の医療情報データベース(DB)「MID–NET」が4月から本格的にスタートした。今後、医薬品の有効性、安全性を見極める有力なツールとして存在感を発揮していく可能性がある。製薬企業など民間での利用も可能で、現在、申し込みを受付中だ。 IoT、ビッグデータ、AIなど、最先端技術が話題になって久しいが、実際に医療、医薬の世界でどんなツールや、装備が構築され、何ができるのか。 具体性に欠ける話も多く、些か食傷気味の昨今。厚労省が足掛け8年かけて構築したMID–NETがいよいよ稼働した。国内外、官民問わず医療情報DBを構築する動きが活発化しているが、そのほとんどは診療報酬請求書(レセプト)を集積したもの。医薬品投与後の状況につい

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