医薬経済オンライン

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医薬経済気象台

混迷度合い深まる世界経済

―トランプリスクは拡大中―

2018年8月1日号

 アルゼンチンのブエノスアイレスで7月21日~22日に行なわれたG20財務相・中央銀行総裁会議は実りのないものに終わった。会議の焦点は米国発の貿易戦争の解決策を見出せるのか、米国のトランプ政権が世界的に高まる反保護主義の声に多少なりとも応える動きを見せるのかという点にあった。 3月開催の会議では共同声明に「さらなる対話と行動が必要だ」の文言を盛り込んだが、その後のトランプ政権の動きはさらに逆行している。先に発表していた鉄鋼・アルミの輸入制限を6月のG7首脳会議の開催時に実行に移し、さらに7月に入ってからは6日に中国への制裁関税の第1弾818品目・340億ドル分を対象に実施、7月中に第2弾として284品目・160億ドル分を対象に実施した。しかも7月10日には、第3弾として2000億ドル規模の対象6031品目を9月以降に実施する予定と発表している。...  アルゼンチンのブエノスアイレスで7月21日~22日に行なわれたG20財務相・中央銀行総裁会議は実りのないものに終わった。会議の焦点は米国発の貿易戦争の解決策を見出せるのか、米国のトランプ政権が世界的に高まる反保護主義の声に多少なりとも応える動きを見せるのかという点にあった。 3月開催の会議では共同声明に「さらなる対話と行動が必要だ」の文言を盛り込んだが、その後のトランプ政権の動きはさらに逆行している。先に発表していた鉄鋼・アルミの輸入制限を6月のG7首脳会議の開催時に実行に移し、さらに7月に入ってからは6日に中国への制裁関税の第1弾818品目・340億ドル分を対象に実施、7月中に第2弾として284品目・160億ドル分を対象に実施した。しかも7月10日には、第3弾として2000億ドル規模の対象6031品目を9月以降に実施する予定と発表している。これ

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