医薬経済オンライン

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「強制デフレ業界」で存在感増すニプロ

再生医療製品の申請で株式市場も注目

2018年8月1日号

 長く暗いパテントクリフからの逆転満塁本塁打となるかもと、開発中の抗アミロイドβプロトフィブリル抗体「BAN2401」への期待で株価が沸騰しているエーザイ。認知症など中枢系のクスリはホームベースの直前でも「転ぶ」可能性があるとはいえ、社長就任から丸30年を迎えた内藤晴夫CEОの、信仰にも近い思いが「強運」を手繰り寄せている。 この“内藤劇場”へ注がれる強烈なスポットライトの陰に隠れてしまったが、同じように7月、「画期的新薬」に対する、主としてヘルスケアセクターに明るい一般株主の希求から、株価が再上昇した会社がある。ニプロだ。札幌医科大学と共同開発を進めてきた「脊髄損傷の治療に用いる自己骨髄間葉系幹細胞」の承認申請を厚生労働省に行ったと6月29日に発表。先駆け審査指定制度の対象となったこともあり、早ければ年内の承認が見込めると、市場が敏感に反応し...  長く暗いパテントクリフからの逆転満塁本塁打となるかもと、開発中の抗アミロイドβプロトフィブリル抗体「BAN2401」への期待で株価が沸騰しているエーザイ。認知症など中枢系のクスリはホームベースの直前でも「転ぶ」可能性があるとはいえ、社長就任から丸30年を迎えた内藤晴夫CEОの、信仰にも近い思いが「強運」を手繰り寄せている。 この“内藤劇場”へ注がれる強烈なスポットライトの陰に隠れてしまったが、同じように7月、「画期的新薬」に対する、主としてヘルスケアセクターに明るい一般株主の希求から、株価が再上昇した会社がある。ニプロだ。札幌医科大学と共同開発を進めてきた「脊髄損傷の治療に用いる自己骨髄間葉系幹細胞」の承認申請を厚生労働省に行ったと6月29日に発表。先駆け審査指定制度の対象となったこともあり、早ければ年内の承認が見込めると、市場が敏感に反応した。

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