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注目新薬と市場展望

BAN2401に見るアミロイドβ仮説の「現実味」

第24回

UBS証券株式会社 調査本部アナリスト 関 篤史

2018年8月15日号

 7月6日、エーザイとバイオジェンが「BAN2401」の第Ⅱ相結果を公表して以降、エーザイの株価は乱高下した。6日と9日にストップ高となり計39%上昇、一方で、26日には一時、約20%下落した。ただ、良好な第Ⅱ相結果公表以降、エーザイの時価総額は約7000億円、バイオジェンの時価総額は約9000億円増加した。一部の投資家は第Ⅱ相結果での申請があるかと、やや過大な期待を抱いている。アルツハイマー型認知症(AD)の開発は株価に激しい変動幅を持たせている。 7月25日にアルツハイマー病協会国際会議で公表された第Ⅱ相結果は大きな議論を呼んでいる。エーザイの開示方法もあり、今後も議論されることになるだろう。BAN2401の第Ⅱ相は、ベイジアン・アダプティブ・ランダム化デザインを採用しており、有効性が見られている用法・用量群に、より多くの患者をコンピュータプログ...  7月6日、エーザイとバイオジェンが「BAN2401」の第Ⅱ相結果を公表して以降、エーザイの株価は乱高下した。6日と9日にストップ高となり計39%上昇、一方で、26日には一時、約20%下落した。ただ、良好な第Ⅱ相結果公表以降、エーザイの時価総額は約7000億円、バイオジェンの時価総額は約9000億円増加した。一部の投資家は第Ⅱ相結果での申請があるかと、やや過大な期待を抱いている。アルツハイマー型認知症(AD)の開発は株価に激しい変動幅を持たせている。 7月25日にアルツハイマー病協会国際会議で公表された第Ⅱ相結果は大きな議論を呼んでいる。エーザイの開示方法もあり、今後も議論されることになるだろう。BAN2401の第Ⅱ相は、ベイジアン・アダプティブ・ランダム化デザインを採用しており、有効性が見られている用法・用量群に、より多くの患者をコンピュータプログラム

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