AIで変貌する製薬産業の未来 | 医薬経済オンライン

HOLMES & VACCINE

AIで変貌する製薬産業の未来

第10回～判断基準を信じるべきか～

コイツ・ドナン

2018年8月15日号

【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人で医師のワクチン博士は製薬業界の将来像について、新たなテーマで議論を進めている。題材は人工知能（ＡＩ）。今回は２人だけでなく、ドイツ人で抗体医薬のスペシャリストのマブ博士とコンピュータサイエンスを学ぶ学生のアイが参戦した。推理を始めたホームズは具体例を紹介した。まずはジョンソン＆ジョンソンとグーグルが「ロボット外科医」の開発に乗り出した。ＰＨＲ（パーソナルヘルスレコード）市場では、アップルウォッチの心拍数測定アプリを開発したCardiogramがカリフォルニア大サンフランシスコ校が実施している研究プログラムの参加者１万４０００人前後を測定、85％の正確さで糖尿病の有病者を発見した。ここで使われたのが「ディープ・ニューラル・ネットワーク」。指示をしなくてもコンピュータが自動で学習する「深層学習」と言う手法だった。　... 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人で医師のワクチン博士は製薬業界の将来像について、新たなテーマで議論を進めている。題材は人工知能（ＡＩ）。今回は２人だけでなく、ドイツ人で抗体医薬のスペシャリストのマブ博士とコンピュータサイエンスを学ぶ学生のアイが参戦した。推理を始めたホームズは具体例を紹介した。まずはジョンソン＆ジョンソンとグーグルが「ロボット外科医」の開発に乗り出した。ＰＨＲ（パーソナルヘルスレコード）市場では、アップルウォッチの心拍数測定アプリを開発したCardiogramがカリフォルニア大サンフランシスコ校が実施している研究プログラムの参加者１万４０００人前後を測定、85％の正確さで糖尿病の有病者を発見した。ここで使われたのが「ディープ・ニューラル・ネットワーク」。指示をしなくてもコンピュータが自動で学習する「深層学習」と言う手法だった。　私は

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